少し前にFacebookでこちらの本が流れてきて、表紙が面白そうだったので、購入し読んでみました。
そこには人口減少カレンダーというのがあり、西暦と人口減少で起こる出来事が書いています。
この起こる出来事ですが、現在の人口の統計から算出しているので、ほぼ確実に起こるところがなかなか怖い。
予想ではなく、データをもとにした根拠ある出来事です。
いくつか私により関係があるところを太文字にしてみました。
西暦 | 年齢 | 出来事 |
---|---|---|
2017 | 38歳 | 「65歳〜74歳」 人口が減り始める |
2018 | 39歳 | 75歳以上人口が「65歳〜74歳」人口を上回る |
2018 | 39歳 | 18歳人口が大きく減り始める。やがて国立大学も倒産の懸念 |
2019 | 40歳 | 世帯数が5307万とピークを迎える |
2019 | 40歳 | ITを担う人材がピークを迎え、人手不足が顕在化し始める |
2020 | 41歳 | 女性の過半数が50歳以上となり、出産可能な女性数が大きく減り始める |
2021 | 42歳 | 団塊ジュニア世代が50代に突入し、介護離職が増え始める |
2022 | 43歳 | 団塊世代が75歳に突入し、「ひとり暮らし社会」が本格化し始める |
2023 | 44歳 | 団塊世代ジュニア世代が50代となり、企業の人件費はピークを迎える |
2024 | 45歳 | 団塊世代がすべて75歳以上となり、社会保障費が大きく膨らめ始める |
2025 | 46歳 | 東京都の人口が1398万人とピークを迎える |
2026 | 47歳 | 高齢者の5人に1人が認知症患者(約730万人)となる |
2027 | 48歳 | 献血必要量が不足し、手術や治療への影響が懸念されるようになる |
2030 | 51歳 | 団塊世代の高齢化で、東京郊外にもゴーストタウンが広がる |
2030 | 51歳 | ITを担う人材が最大79万人不足し、社会基盤に混乱が生じる |
2033 | 54歳 | 空き家が2167万戸を数え、 3戸に1戸は人がすまなくなる |
2033 | 54歳 | 老朽化したインフラの維持管理・更新費用が最大5兆5000億円程に膨らむ |
2035 | 56歳 | 男性の3人に1人、女性は5人に1人が生涯未婚という「未婚大国」になる |
2039 | 60歳 | 死亡者数が167万9000人とピークを迎え、火葬場不足が深刻化する |
2040 | 61歳 | 全国の自治体の半数近くが「消滅」の危機に晒される |
2040 | 61歳 | 団塊ジュニア世代がすべて65歳以上となり、大量退職で後継者不足が深刻化する |
2042 | 63歳 | 高齢者数が3935万2000人とピークと迎える |
2045 | 66歳 | 東京都民の3人に1人が高齢者となる |
2050 | 71歳 | 世界人口が97億3000万人となり、日本も世界的な食料争奪戦に巻き込まれる |
2050 | 71歳 | 現在の居住地域の約 20%が「誰も住まない土地」となる |
2050 | 71歳 | 団塊ジュニア世代がすべて75歳以上となり、社会保険制度の破錠懸念が強まる |
2053 | 74歳 | 総人口が9924万人となり、1億人を割り込む |
2054 | 75歳 | 75歳以上人口が2449万人でピークを迎える |
2055 | 76歳 | 4人に1人が75歳以上となる |
2056 | 77歳 | 生産年齢人口 が4983万6000人となり、5000万人を割り込む |
2059 | 80歳 | 5人に1人が80歳以上となる |
2065 | 86歳 | 総人口が8807万7000人で、2.5人に1人が高齢者となる |
2076 | 97歳 | 年間出生数が50万人を割り込む |
2115 | 136歳 | 総人口が5055万5000人まで減る |
2019年(1年後):ITを担う人材がピークを迎え、人手不足が顕在化し始める
ここ数年前からIT人材が不足していると私の周りでも良く話しを聞きます。もう既にその兆候はここ3,4年前から出てきてますね。少子化に伴い働き盛りの若い子が入ってこないので、企業の方は特に大変なんだろうなと思います。
私の場合はフリーランスなので、頑張っていれば外注のお仕事が増えるのかな?どうなんだろう。
2021年(3年後):団塊ジュニア世代が50代に突入し、介護離職が増え始める
1971年〜1974年生まれの方々を団塊ジュニア世代と呼びます。
私は1979年生まれなので、私の少し先輩の方がですね。自分たちの親がええ年齢になり介護が始まる時期に突入。
介護をしないといけないので、実家の田舎に戻ったりしないといけなくなる方も・・・
リモートワークの導入などしておかないと、ベテラン?勢がポツポツと会社から消えて行くかもしれません。
という私も年齢がそれほど離れていない。2029年には50歳です。後12年ですね。
2027年(9年後):献血必要量が不足し、手術や治療への影響が懸念されるようになる
これは困ったものです・・・
たぶん胃腸が悪く、ガン家系の私はたぶん将来癌になる可能性が高い。
書籍によると輸血で一番使うのは怪我とかではなく、癌などの手術のようです。その時に血液が不足して手術ができないとなるとつらい・・・
2030年(12年後):ITを担う人材が最大79万人不足し、社会基盤に混乱が生じる
AIでなんとかなるんじゃないか?と思うかもしれませんが、書籍では日本のIT人材がいなさすぎて、AIの開発もデッドラインまでに間に合わないんじゃないか?と書かれていました。
2033年(15年後):空き家が2167万戸を数え、 3戸に1戸は人が住まなくなる
近所が空き家ばかりに・・・空き家になるとひと目が少なくなるので不審者も増え、治安が悪くなります。
現在各自治体で空き家対策をしているが、全然追っつかないんだろうなぁ。
空き家を使った◯◯や、その土地を使った◯◯などを考えておくと良いかなと思う。
スペースが余り、人が減るということが前提で物事を考える必要があり、私的にはコンパクトに生きていくのが正解な気がしています。
2050年(32年後):世界人口が97億3000万人となり、日本も世界的な食料争奪戦に巻き込まれる
この時には私はもう71歳です(笑) 完全におじいちゃんですね。
日本の人口は減り続けているのですが、世界では増え続けています。余った土地を有効活用し自給自足の生活をしていく必要があるのかな??と。この時にはさすがにエンジニアはしてないだろうな。
2055(37年後):4人に1人が75歳以上となる
丁度私は75歳です。4人のうちの1人になる人間になるとは・・・
マジョリティの一員です(笑)
2059(41年後)5人に1人が80歳以上となる
はい、丁度80歳です(笑)マジョリティを維持です(笑)
まとめ
新年こうやって未来の年表をみてみると、色々考えさせられますね。
悲観しても仕方ないので、日本はこれから小さくなっていく、その中で自分がとれる立ち位置や、生き方を2018年はじっくり考えてみたいと思います。
こちらの書籍、後半部分では「日本を救う10の処方箋 – 次世代のために、いま取り組むこと」という見出しで10の処方箋が書かれています。気になる方はこのお正月に読んでみてはいかがでしょうか?
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